6月末で新卒入社から5年3ヶ月在籍した会社を退職しました。
理由はいろいろとありますが、一言で言うなら
リストラの一環の人員整理ということになりますかね。
ま、永遠の窓際社員ですからね。僕は。
まず、本当に何もない、空っぽだった僕を採用してくれた
当時の社長、副社長をはじめ多くの方々に感謝します。
この5年は人生の中でも本当に大きな財産になると思います。
それから、
贅沢に時間を使って教育をしてくれた入社当時の課長。
入社当時から今もずっとお世話になっている先輩の皆様。
出来損ないのリーダーを支えてくれた協力会社の皆様。
なにかと声をかけていただく本部長。
頼りない先輩の戯言につきあってくれる後輩たち。
そして、偉大なる同期の皆様、
本当にありがとうございました。
会社関係で、ここを知っている人はいないはずですが
なんだか書かずにはいられませんでした。
会社関係以外でも、大学時代の友人や、もやもやの皆様、
組込みクラスタの皆様には今回いろいろと考えを巡らせる過程で
ヒントというか、きっかけを(一方的にですが)いただいたと
思っています。本当にありがとうございました。
さて、退職に至った理由について、整理の意味を込めて
少し書いておきたいと思います。
言い訳
この数年、お客さんに対して、あれができない
これができないと言うことが多くなっていました。
もちろん自分自身の無力ゆえもあるのですが、
扱っている製品の寿命という理由も大きくありました。
もちろん、次期製品もあるにはある訳ですが、
資金、人材の投資が不十分なため、性能や開発速度で
競合他社に対して有利な状況にはなく、顧客の満足度の
回復は難しいという状態にありました。
しかし、顧客に満足を届けられない状態でも
売り上げは維持する必要があるため、
満足度の低い製品を使い続けてもらわなくてはならず、
そのために、納期や工数といった点で
非常に強力な圧力を受けつつありました。
それは、価値が低いものを売ろうとしているので、
当然といえば当然ですが、やはり精神的にも厳しく
さらに市場価値の低い旧製品の技術に自分の時間を投資する
という意味でも、自分の中でこれ以上続けることに意味を
見いだせなくなっていました。
信頼
こういうのは少し変かもしれませんが、
経営層や上司へとの信頼というのは、
たった5年間ですが働いて来た中で
大切だと思うものの1つで、
結構無茶な仕事でも、そういう信頼関係の中で
やって来れたのではないかと思います。
ただ、この数年で特に経営層を
信頼できなくなっている自分がいました。
言ったことをやらない、やれない。そして辞めない。
欧米の企業であれば確実に経営者がクビになるべき状況でも
それはなされません。
また、人員整理自体は仕方がない判断だと思うのですが、
対象に2年目や3年目の新卒が多く含まれている
(むしろ積極的に推進した)という点が非常に引っかかりました。
確かに彼らは利益を生んでいないかもしれませんが、
3年とかってスパンで教育計画を組んだテメェらで
それを放り出すようなことやるってのはどういう了見だよ、と。
打算
新卒入社から5年で20代後半というのは、
おそらく、それなりの市場があるだろうと思っていましたし、
実際に転職エージェントにもコンタクトをとってみても
そう思える状況でした。
そうであるならば、後ろ向きに迷いを持ちながら
やり過ごすようにして毎日を過ごすよりも、
面白いと思えることに本気で向き合う方が楽しいだろうと
そういう思いはありました。
楽しいってのは、楽ちんというのとは少し違っていて
“それ”に夢中になれか?ということで、
夢中になれるのであれば、困難な状況であっても
ふんばれるんじゃないかと思っています。
目標
実は、新卒で会社に入った少し後から
目標にしていたことがあって、辞めると決まった
後からではあるのですが、目標を達成することができました。
ずっと裏目標みたいな感じで考えていたのですが
曲がりなりにもこれまでの5年間やって来たことが
大ハズレってことではなかったのかなと、
安心というか、自信というか、そんなことを少し思いました。
明日から
7月からは、しばらく自宅警備員かなと思っていたのですが、
働かせてやってもいいよというお話をいただいたので、
そちらでご厄介になる予定です。
ただ、この転職で”ある種の貯金”を使ってしまったとも思うので、
これが自分の実力だと勘違いすることがないように
日々自分を冷徹に俯瞰しなくてはいけないなと思っています。
最後に、組込み業界からは少し離れてしまいますが、
個人的に今までのお仕事とは地続きだと思っているので、
今後ともよろしくお願いいたします。